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くまにおねしょを見られたら

毎日ベッドにおしっこの失敗。
お尻がじゅわんとしたらもう駄目なの。
パジャマに温かいおしっこが広がって。
それから何時間かしたらお尻に痛いおしおき。
それでも毎日おしっこの失敗。

今日はいつもと違ってた。
くまさんのぬいぐるみにぴしゃんぴしゃん。
とうとうお尻を叩かれて。
くまさんは言ったの。
「もう一緒に寝てあげません」


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悪魔払い師の孫 悪魔のお仕置き

 夏にはまだ少し早い日の夜だった。
 シトラスはふと、眠りから醒めベッドの上から起き上がった。
 普段は朝までぐっすり眠っているのでこれは珍しい事だ。
 もう一度眠りにつこうとした彼女は、その前にトイレに行っておこうとベッドから出た。
 生意気な顔立ちをしているけれどまだ10歳にもならない幼い彼女の髪が暗がりの中でぼんやり光る。灯りは要らない。
 何故ならシトラスは父親が悪魔の、人間とのハーフだからである。
 そのせいでとても夜目が利く。
 それでも最近は廊下に間接照明が灯るようになった。
 悪魔と悪魔のハーフしかいなかったこの家に人間の男の子がやって来たからだ。
 それでこの家のルールは少しだけ人間寄りになった。
 ほどなくしてシトラスは自分が目を醒した理由を知る。
 奥の部屋から灯りが漏れ、誰かの話す声がするのが聴こえて来たからだ。
 彼女は取り敢えずトイレに行くのを後回しにして置くの部屋へと忍び寄って行った。
 そこは確か悪魔である父親の部屋であるはずだ。
 その部屋で一体何が?
 好奇心を刺激された彼女だが徐々に聴こえて来る声と音で事態を察することが出来た。
 聞き覚えのある、尻を叩く音と父親の説教。そしてすすり泣き。
 でも、そのお仕置きの常連である自分はここにいる。
 ごくっとシトラスの喉が鳴った。
 だったら今部屋の中でお尻を叩かれているのはあの子しかいない。
 父親が引き取る事になった人間の男の子、スニヤ。
 だがスニヤはきかん気の強いやんちゃなシトラスと違って真面目で大人しくて滅多には叱られる事のない男の子だ。それがどうして?シトラスはそっと部屋に近寄って耳をそばだてた。
「夜更かしは駄目だって何度も注意したよな?」
 ドア越しに父親の滅多にない尖った声が響く。
 悪魔とは言うが父親のハビエルは相当に甘い父親で滅多に子供達を叱る事もなければ声を荒げる事もない。その父親が一度叱るとなると、それはもう厳しく、シトラスでも何も言い返す事が出来なかった。
 部屋の中からは返事の代わりに鼻をすすり上げる音とくぐもった言葉にならない声が聴こえる。
 多分スニヤは泣くのと悲鳴を上げるのを耐えているのだろう。
「それなのに隠れて夜中に!」
 ハビエルの声に続いて、ばしん、という音が聴こえ、シトラスは思わず自分のお尻を庇い足の指を折り曲げた。我知らず、肩がびくんと跳ねる。ズボン越しのようだが明らかにお尻を叩かれている・・・・・・ スニヤと違って何度もお尻にお仕置きをされた事のあるシトラスはその時の痛みが蘇って頬が熱くなった。父親がくれる平手は本当に痛い。まだ床に水たまりを作った事はないがシトラスは何度もその痛さでおしっこをちびってしまい、下着を汚している。スカートの上から叩かれる時はバレずに済んでいるが、お尻を半分出された状態でのお仕置きでは見逃してもらえる筈もない。いつも生意気な態度を取るくせに、とついでに罵られてしまうので本当に恥ずかしいし屈辱的だ。
「池に落ちただと?!」
 シトラスは、その言葉で父親が何故スニヤに腹を立てているか判った。
 このところ、彼は一冊の本に夢中で何度言っても夜更かしをしてまで読みふけっていて、そのせいで昼にぼんやりする事が多くなったのだ。授業には影響していないようだが何でもないところで転んだり家の中で壁にぶつかったりと少々危ないと思った矢先に今日は池に落ちた。
「もしも誰かが通りかからなかったらどうなってたと思うんだ!」
 ばん!ばん!ばん!
 続けざまにはたかれ、さすがのスニヤもうめき声を上げながら仰け反る。
 これ以上は・・・・・・・と、シトラスはそっとその場を離れるとトイレに入り、自室に戻り再びの眠りについた。
 明日はそっとスニヤを慰める事にしよう。
 
 
 スニヤはベッドに腰掛けたハビエルの膝の上に尻を乗せられたまま、顔の前にある枕を両手で掴み痛みに耐えていた。
 悪いのは自分なので泣き喚くのは違うと想っていたし、簡単に謝っては痛みに堪え難いだけのことだと思われるのではと考えて口を開かぬようにと頑張っていた。
 それでもあまりの痛みにたまに声が漏れてしまう。
 そのせいでサビエルも止め時を見失ってはいた。
 スニヤの指が枕に深い皺を作るのが目に入り、一旦落ち着こうと一度振り上げた手を下ろす。
 膝に乗せた腹と、幼いせいでまだ薄い肩が大きく上下していた。
 その肩の動きが静かになった頃。
「・・・・・・サビエル・・・・・」
 膝の上から弱々しい声がした。
「・・・・・本当にごめんなさい・・・・」
 泣くのを堪えているせいで言葉は途切れ途切れだ。
 サビエルはまだ腹を立てていたが、その言葉で苛立ちがすうっと引いて行くのを感じた。
「うん」
と言うとうつ伏せになったままのスニヤの体を起こし、鼻にティッシュを当てがうとちんとさせる。
 泣くのを我慢しているせいで鼻水が詰まって窒息寸前だ。
「そりゃあ俺はスニヤが読書に夢中なのはいいと思うよ。
でもまだ子供なんだし睡眠はちゃんと取らなきゃ駄目だ。
だから本は寝る前に預けて行きなさい」
「え・・・・・・」
 スニヤは承服し兼ねるように言い淀んだが強く睨まれてはい、と言った。
「じゃあ、さっそく本を取りに行かなくてはね」
 サビエルはそう言うと、スニヤを抱きかかえ彼の寝室へと向かった。



 青空にしゃぼんが舞う。
「おねしょはシトラスだけだと思ったのに」
 サビエルはぼやきながら汗まみれになってシーツと格闘している。
「なんだ、どうしたんだ?」
 遊びに来た友人のリリスがその顔を上から覗き込む。
「あの人間の子は怖い映画でも見たのか?」
「いいや」
 サビエルはシーツをぎゅーっと絞るとっち上がり、青空の下に大きく拡げ、ぱんっと張って笑った。
「よ~~く眠っただけだよ。な?」
 その言葉に建物の影から様子を見ていたスニヤが一瞬体をを引っ込めたがすぐに顔を赤くして姿を現した。
 サビエルはにやにやしながら洗濯物の入ったたらいを抱え、スニヤの脇を通り過ぎると、その髪をくしゃっと撫でて言った。
「睡眠は大事だろう?」
 本をしぶしぶ預け、しばらくはまだ鼻をすすっていたものの、日頃の寝不足による強い睡魔に身を任せ、久々にすっきりした目覚めを迎えたスニヤはそれと同時におねしょをしてしまうという大惨事に見舞われた。下着と服はどうにかしたものの寝具はどうにもならず、大泣きしながらサビエルの部屋にやって来たのをなだめるのも大変だったが、これで身をもって判ってくれただろう、と悪魔のお父さんは思うのだ。
 それにしても彼の久し振りの粗相は派手だった。
 多分一度ではなくニ度か三度してしまったのだろう。それでも起きなかったくらい彼は眠たかったのだ。今朝方のすっかり途方に暮れたスニヤの表情を思い出し、ふふっと笑うとよいしょっと言いながら小さな体を片手で抱き上げる。少し驚いて戸惑う顔に微笑むと
「シーツ干すの、手伝ってくれるよな?」
と問い掛けた。
「うん・・・・・」
 細い腕が首に巻き付いて来る。
 よしっと言うとサビエルはもう片方の腕にある、洗濯物の入ったたらいを抱え直し歩き出した。
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